アメリカの女優ベティ・ホワイトさんが、1月17日に98歳になったそうです。
日本ではあまり馴染のない女優さんかもしれませんが、アメリカではハリウッドのウォークオブフェイムにも名を連ねる有名な女優さんです。
私は90年代初めに放送されていた「ゴールデンガールズ」というコメディードラマでの彼女が大好きでした。
4人のお婆さんたちの日常を描くドラマだったのですが、彼女が演じるローズはとにかく可愛くてチャーミングで「私も歳をとったらこんなお婆さんになりたい」と思ったものです。
そんな彼女が、私の働くフライトのファーストクラスに搭乗されたことがありました。
たしか10年くらい前のことです。
すでに80代半ばだったはずですが、付き人もなくおひとりでした。
スクリーンのイメージそのままで、髪もお化粧も服装もきちっとしていて、本当にチャーミングな方でした。
ドリンクのオーダーを伺うと「ブラドリメリーをお願いします」とウインク😉
なんと朝からカクテルを召し上がるのでした。
そして分厚いサンキューカードの束を取り出すと、その一枚一枚に手書きで文章をしたためていました。長い時間をかけて…
「ずっと第一線で活躍する人というのは、こういう人なんだ…」
その時の感動とベティさんの姿は、今も私の心に鮮明に刻まれています。
お誕生日に長生きの秘訣について尋ねられた記事が載っていました。
「まず忙しくしていること。
そして自分にばかり集中しないこと。思いの外早く消耗しちゃうからね。
興味のあるものをみつけるのは難しいことじゃないし、それを楽しむのよ。
そして1番大事なことは、あなたの周りにあるすべてのものを愛すること。
毎日感謝すること。過去を後悔しないこと」
ひとつひとつの言葉が胸に響きます。
「今の知識を持って25歳に戻れるとしたら、何をしますか?」
「何でしょうね。
私は3回結婚したけど、また同じように3回結婚するんじゃないかな」
「どんな食事をしたら、あなたみたいに元気でいられるのですか?」
「ウォッカとホットドッグよ」
いくつになってもユーモアを持って生きられるって、本当に素晴らしい人生。
ベティ・ホワイトさんは私のNO.1メンターです。
Happy Birthday, Beautiful Betty, and many many more💕