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Time to change

変革のとき

2020年4月27日

お久しぶりです。

ロサンゼルスではロックダウン7週目に入りました。

病院、スーパーマーケット、ガソリンスタンド以外、お店はほとんど閉まっています。

レストランもテイクアウトだけ営業を許可されています。

息子はレストランを二軒経営していたのですが、一軒は完全に閉めました。

もう一軒はテイクアウトのみで営業しています。

大変なときですが、地元をサポートするキャンペーンとして医療関係者、警察官、消防士にお店からランチを寄付させて頂いてます。

息子ながらよく頑張っていると思います。

数ヶ月で私たちの生活は一変しました。

私はヒプノセラピーを休業して、今はインナービューティーオイルを作り郵送する日々です。

外出は週に一度食料品を買いに行くだけで、散歩にもほとんど出ていません。

私は普段から家にいることが好きなのでお篭り生活は苦にはならず、却って好きなときに本が読めるし、ベランダでゆっくりお茶も飲めるし、じっくり自分の内面と向き合えるし、贅沢な日々だなと感じています。

同時に(当たり前ですが)コロナウイルスについても考え続けています。

表面的にはのんびり過ごしているようでも内面はとても忙しい💦

日々変わるニュース(ローカルからワールドまで)を追うだけでも大忙しです。

各国で異なる見解と情報が流れているし、大手メディアとYouTubeでも異なる論調。

加えてSNS上ではフェイクニュースや陰謀説などが入り乱れ、ますます混乱します。

先が見えない、着地点がわからない、その不安も脳を疲弊させますね。

今は世界中の人々が同じ痛みを分かち合っています…

おそらく私たちの生活はもう元には戻らないでしょう。

コロナの収束には長い時間がかかりそうですし、コロナ後もこれまでのノーマルは戻らないと思います。

コロナ以前も世界は多くの問題を抱えていました。

冷戦後の行きすぎた資本主義は、富の二極化を産みました。

少数のお金持ちが資産を増やし続け、かつて中流だった人たちはどんどん貧困層へ落ちて行く。

企業は利益を社員には還元せず、CEOと株主のみが富の配当を得る。

これでは農民から搾取していた中世の王国と同じです。

資本主義経済が行き詰まっていたことは確かなのです。

そしてコロナのパンデミックが起きたことで、全ての経済活動が停止しました。

終わりの始まりです。

私たちは今まさに歴史の転換期にいるのです。

コロナはきっかけに過ぎません。

早送り⏭のような変化の渦の中で、私たち人類がどのような方向に進むのか…

今はまだよく見えないけれど、わかっていることはただひとつ。

これまでの世界は終わったということ。

人の人生でもそうですが、離婚や解雇や病気や破産など生活が一変するような出来事に遭って、初めて気づくことがあります。学ぶことがあります。決意しなければならないことがあります。

そのような試練を経て、次の扉が開くのです。

次回は扉の向こうが見えない不安の中で、心を穏やかに保つコツについてお話ししたいと思います。