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You are not your emotion

感情を流す

2020年5月15日

私たちは自分の感情が自分だと錯覚しがちです。

その証拠に、感情を言い表すときには「私は嬉しい」「私は悲しい」と言いますよね。
英語でも同じです。「I'm happy」「 I'm angry」
まるで怒りや悲しみが、自分自身であるかのように。

でも、よく考えてみてください。
感情はあなたが感じる情動に過ぎず、あなた自身ではありません。
あなたが意識的に手放せば、すぐに去っていくものなのです。

怒りの感情が湧いてきたら、それを体で感じてください。
顔が熱くなるかもしれないし、胃の辺りに固いものを感じるかもしれません。
胸がぎゅーっと苦しくなるかもしれません。
しかし、それを抑えたり、発散したりせずに、ただ観察してみてください。

身体に感じる怒り…それは生理的現象です。


感情は心と体の体験に過ぎません。
あなたがその想いに執着しなければ、やがて去って行きます。
執着するから、そこに居座り続けるのです。

どんな人間でも、怒り、悲しみ、嫉妬などネガティブな感情は沸き起こります。
それを押さえ込もうとしたり、無視してはいけません。
それに力を与えなければいいのです。
自分の中から湧き出る負の感情を認め、感じてから、一呼吸置いて手放せばいいのです。

感情は雲のようなもの。
美しいものもあれば、暗いものもあります。
そして私たちの存在は空です。
雲は空ではなく、空で起こる現象で、現れては消えるもの…

私たちの感情も私たち自身ではなく、
心と体で起こる単なる現象で、現れては消えて行くものなのです。